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オープンソースのコードエディター「Brackets」v0.39、CSSのコードヒントがより柔軟に

拡張機能の更新通知や構文色分けの適用対象をカスタマイズできる機能なども追加

「Brackets」v0.39.0-12914

 米Adobe Systems Incorporatedは15日(現地時間)、オープンソースのコードエディター「Brackets」の最新版v0.39(Sprint 39)を公開した。Windows Vista/7/8、Mac OSX(10.6/10.7/10.8)、Linuxに対応するフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。

CSSのコードヒントがより柔軟に

 今回のアップデートでは、CSSのコードヒント(補完機能)が強化。たとえば“border-left-color”といった長いプロパティ名を入力する場合、“blc”といった省略入力でも補完候補として呼び出せるようになる。この機能はJavaScriptのコードヒントなどですでに実現されており、今回CSSへも対応が拡充された格好だ。

 また、拡張機能の更新通知が搭載されたのも大きな変更点。インストール済みの拡張機能に新しいバージョンがあると、“Extension Manager”のツールバーアイコンが緑色に変化し、アップデートがあることをユーザーに知らせてくれる。

 さらに、テキストを選択していない状態で切り取りやコピーを行った際に、カーソルのある行全体がクリップボードへ格納されるようになった。これはテキストエディターの多くで採用されている挙動で、現在の行を他の行へ移動させたい場合などに便利。

 そのほかにも、環境設定のJSONファイルを編集することで、特定の拡張子やファイル名に指定したプログラミング言語のシンタックスハイライトを割り当てられるようになった。また、UTF-8以外でエンコードされたファイルを開く際に警告を表示する機能(Windows/Linux版)の追加や、[検索]メニューが[編集]メニューから独立し、アクセスしやすくするなどの改善が施されている。

環境設定のJSONファイルを編集することで、拡張子やファイル名にプログラミング言語のシンタックスハイライトを適用するよう設定可能に

ソフトウェア情報

「Brackets」Windows版
【著作権者】
Adobe Systems Incorporated and its licensors
【対応OS】
Windows Vista/7/8
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.39.0-12914(14/05/15)

(柳 英俊)