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クラウドベースのウイルス対策ソフト「Panda Cloud Antivirus 3.0」が公開

デザインを一新、定期スキャンやレスキューキットの作成が可能に

「Panda Cloud Antivirus Free Edition」v3.0
インストールする際、ツールバーの導入や検索プロバイダーの変更を勧めてくるが、ユーザー側でそれを拒否することも可能

 米Panda Securityは8日(現地時間)、クラウドベースのウイルス対策ソフト「Panda Cloud Antivirus」の最新版v3.0を公開した。Windows XP/Vista/7/8および64bit版のVista/7/8に対応しており、現在本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。

 「Panda Cloud Antivirus」は、Web上に集積されたマルウェア情報をもとにウイルスの検査・駆除を行う“クラウド型”のウイルス対策ソフト。個人および非営利団体に限り無償で利用できる“Free Edition”と、ファイヤーウォール機能などを搭載した商用も可能な上位有償版“Pro Edition”(年額2,999円)がラインナップされている。

 メジャーバージョンアップとなる本バージョンではタイルベースのモダンなデザインへ一新されたほか、新しい機能がいくつか追加された。

 たとえば、ユーザーから要望の多かった定期スキャン機能が初めて搭載された。あらかじめユーザーが指定したスケジュールに従って、自動でウイルススキャンを行ってくれる。加えて、ウイルスに感染してPCが起動不能になったときに備えてレスキューキットを作成する機能を搭載。さらに、これまで“Pro Edition”ユーザー限定で提供されていたUSBドライブの保護機能が“Free Edition”ユーザーにも開放された。

 そのほか“Pro Edition”ユーザー向けの機能として、Wi-Fiモニター機能が追加された。本機能を利用すると、ネットワークに接続されているデバイスを列挙し、侵入者がいないか調べることができるという。

 なお、本ソフトをインストールする際、ツールバーの導入や検索プロバイダーの変更を勧めてくるが、ユーザー側でそれを拒否することも可能。

ソフトウェア情報

「Panda Cloud Antivirus」Free Edition
【著作権者】
Panda Security S.L
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8および64bit版のVista/7/8(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(個人および非営利団体での利用のみ)
【バージョン】
3.0(14/05/08)

(柳 英俊)