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「DivX」v10.2が公開、「DivX Codec Pack」のバンドルを廃止

ACVおよびHEVCデコーダーの改善や“DivX Live”機能の搭載も

「DivX」v10.2

 米DivX, LLCは23日(現地時間)、ビデオプレイヤーやビデオコンバーター、メディアサーバーなどを収録した動画関連のソフトウェアパック「DivX」の最新版v10.2を公開した。現在、同社のWebサイトからWindows版とMac版がダウンロード可能。

 本バージョンでは、HEVCデコーダーで“Chroma”オフセットがサポートされた。これにより、ビデオのカラーチャンネルがより正確にコントロールできるようになるという。また、AVCデコーダーも改善されており、H.264ビデオの再生における安定性とパフォーマンスが向上している。

 さらに、最新のメディア配信規格“MPEG-DASH”を用いてHEVCビデオをストリーミング配信する“DivX Live”機能に「DivX Web Player」が対応。この機能は“東京・春・音楽祭”で世界に先駆けてお披露目されている。そのほかにも、「DivX Media Server」がランダムでクラッシュする問題をはじめとするさまざまな不具合が修正された。

 なお、本バージョンから「DivX Codec Pack」のバンドルが廃止されている。この措置により、インストーラーのファイルサイズが削減され、インストール処理が高速化されているという。

 「DivX Player」や「DivX Web Player」、「DivX Converter」、「DivX Media Server」といったアプリケーションで使われる“DivX”フィルターはインストールされるため、“DivX”フォーマットの再生はこれまで通り行える。また、すでに「DivX Codec Pack」がインストールされている場合、v10.2へアップデートしてもコーデックは削除されないとのこと。

ソフトウェア情報

「DivX」
【著作権者】
DivX, LLC
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8.1など(編集部にてWindows 7 x64で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
10.2(14/04/23)

(柳 英俊)