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エムソフト、「EmEditor Professional」v14.4.0を公開。期間限定セールも

“アウトライン”プラグインを本体に統合して安定性を向上

「EmEditor Professional」v14.4.0

 (株)エムソフトは15日、定番テキストエディター「EmEditor Professional」の最新版v14.4.0を公開した。本バージョンにおける主な変更点は、“アウトライン”プラグインが本体に統合されたこと。これによりアウトライン機能の動作がより安定するという。

 アウトライン機能とは、文章の見出し部分を階層表示する機能。文章全体の構造を把握するのに便利で、見出し単位で文章を折り畳み・展開して必要な部分のみを表示させたり、目次機能として利用することもできる。

 「EmEditor」の場合は、“アウトライン”サイドバーで文章全体の構造をツリー状に表示できるほか、“アウトライン”ガイドを表示することで見出し単位でのテキストの折り畳み表示が行える。見出しの書式も柔軟にカスタマイズ可能で、ブラケットやインデントで折り畳むようにすれば、ソースコードの折り畳み表示にも対応する。

 このアウトライン機能の本体統合に伴い、ツールバーへ[アウトライン]ボタンが追加されたほか、設定のプロパティや[カスタマイズ]ダイアログに[アウトライン]タブが追加されている。アウトライン機能に関連する設定は、これらのユーザーインターフェイスから変更できる。さらに、本バージョンでは“アウトライン”サイドバーの右クリックメニューに[コピー][すべてコピー]項目が追加。見出しをコピーしたり、見出しとそれに属するテキストをまとめてコピーできるようになっている。

“アウトライン”プラグインが本体に統合

 そのほかにも、コマンドの追加やマクロ機能の拡張、プラグインAPIの拡充といった機能改善が施されているほか、これまでに発見されたさまざまな不具合が修正された。

 「EmEditor」は価格4,000円(税込み)のシェアウェアで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。購入時から1年以内は無償バージョンアップが提供されるが、それ以降のバージョンアップには年額2,000円の“保守プラン”の購入が必要となる。また、アップデートの提供期間に制限のない“永久ライセンス”も15,000円(税込み)で提供されている。

 なお、同社は4月30日までの特別セールとして、「EmEditor Professional」の永久ライセンスをオンライン購入に限り2,000円引きで提供している。購入を検討している人は、この機会を逃さないようにしたい。

ソフトウェア情報

「EmEditor Professional」
【著作権者】
Emurasoft, Inc.
【対応OS】
Windows XP以外の64bit版を含むXP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/8.1/Server 2012
【ソフト種別】
シェアウェア (通常ライセンスは4,000円、永久ライセンスは15,000円、30日間の試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用可能)
【バージョン】
14.4.0(14/04/15)

(柳 英俊)