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レスポンシブイメージをサポートした「Google Chrome 34」が安定版に

31件の脆弱性を修正

「Google Chrome」v34.0.1847.116
“翻訳”バーがポップアップへ変更されたり、スクロールバーの矢印が復活するといった細かなユーザーインターフェイスの修正も

 米Google Inc.は8日(現地時間)、Webブラウザー「Google Chrome」の最新安定版v34.0.1847.116を公開した。メジャーバージョンアップとなる本バージョンでは、レスポンシブイメージに対応したほか、“Web Audio API”がベンダープレフィックスなしで利用できるようになり、より身近な存在となった。

 レスポンシブイメージとは、デバイスの画面サイズやモニターのDPI値に応じて適切なサイズの画像を表示させる技術。“img”タグの“srcset”属性にさまざまな解像度の画像ファイルを登録することで、スマートフォンではデータサイズの小さな低解像度の画像を、4Kモニターでは解像度の高い美しい画像を表示させるといったことが実現できる。

 また、既存の監視対象ユーザーをインポートできるようになったのも今回の変更点。Chrome アプリや拡張機能向けのAPIが拡充されたほか、安定性とパフォーマンス向上を目的とした内部的な変更も多数施されている。

 なお、今回のアップデートには31件の脆弱性の修正が含まれているので注意。深刻度の内訳は、4段階中上から2番目の“High”が9件、上から3番目の“Medium”が3件など。同梱の「Adobe Flash Player」プラグインもv13.0.0.182へとアップデートされており、旧バージョンで発見された4件の脆弱性が修正されている。

ソフトウェア情報

「Google Chrome」Windows向け安定版
【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
34.0.1847.116(14/04/08)

(柳 英俊)