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Microsoft、「Microsoft SQL Server 2014」を一般公開

エントリー向け無償エディション「Microsoft SQL Server 2014 Express」も

「Microsoft SQL Server 2014 Express」v12.0.2000.8
「SQL Server Management Studio Express」

 米Microsoft Corporationは1日(現地時間)、データベースサーバー「Microsoft SQL Server」の最新版「Microsoft SQL Server 2014」を一般公開した。現在、180日間試用できる評価版が同社のWebサイトからダウンロード可能。エントリー向け無償エディションの最新版「Microsoft SQL Server 2014 Express」も同社のダウンロードセンターからダウンロードできる。対応OSは、Windows 7/8/8.1およびWindows Server 2008 R2/Server 2012/Server 2012 R2。

 「Microsoft SQL Server 2014」はインメモリ機能(データをディスクではなくメモリ上で扱う機能)を本体に統合することにより高いパフォーマンスを実現しつつも、ミッションクリティカル性を両立。“Microsoft Azure”の仮想マシンとしても提供されており、クラウドへのバックアップやクラウドからの復元といったオンプレミス(クラウドではなく自社で管理するサーバー)環境とのハイブリッド運用にも対応する。また、「Microsoft Excel」や「Power BI for Office 365」といったビジネスで使い慣れたツールとの連携が強化されており、ビッグデータ分析がより容易に行えるようになっている。

 一方「Microsoft SQL Server 2014 Express」は、「Microsoft SQL Server 2014」の簡易版。利用できる物理プロセッサーが1つ、メモリが1GB、記憶域が10GBなどに制限されているが、データベースの学習や、比較的小規模なデスクトップアプリやWebアプリでの利用には十分なパフォーマンスを発揮する。基本となる「Express」のほかにも、セットアップ処理が不要でアプリ組み込みに適した「LocalDB」、「SQL Server」をGUIで管理できる無償ツール「SQL Server Management Studio Express」などが用意されており、用途に応じて個別または一括でセットアップすることが可能。

ソフトウェア情報

「Microsoft SQL Server 2014 Express」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 7/8/8.1およびWindows Server 2008 R2/Server 2012/Server 2012 R2
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
12.0.2000.8(14/03/25)

(柳 英俊)