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変更行をスクロールバー上に表示する機能を追加した「EmEditor」v14.3.0の正式版

変更があった行に色付きで強調する機能も追加

「EmEditor」v14.3.0

 (株)エムソフトは18日、定番テキストエディター「EmEditor Professional」の最新正式版となるv14.3.0を公開した。最新版の主な変更点は、変更行やブックマークされた行などがある位置をスクロールバー上のマーカーで表示する機能を追加したこと。

 スクロールバーの左側に変更されて未保存の行を黄色、変更されて保存済みの行を緑色で示したり、スクロールバーの右側にブックマークされた行を茶色で示せるほか、中央には検索でヒットした文字列がある行を黄緑色で示せる。

 また、カーソルのある行の位置には紺色のバーを表示できるようになったほか、比較機能を利用した際には、スクロールバーの右側で変更のあった行が黄緑色・水色・ピンク色で表示されるようになった。これらのマーカーは、設定ダイアログの[スクロール]タブにある“垂直スクロール バーにマーカーを表示”チェックボックスからON/OFF可能。

比較機能を利用した際には、スクロールバーの右側で変更のあった行が黄緑色・水色・ピンク色で表示されるように
設定ダイアログの[スクロール]タブ

 さらに、スクロールバーを中ボタンクリックした際には表示位置をその位置までジャンプできるようになったほか、スクロールバーの右クリックメニューに設定ダイアログの[スクロール]タブを直接開く項目が追加された。また、“最下部にスクロール”“次のページにスクロール”といったスクロールに関するコマンドが追加されている。

 加えて、変更があった行に色付きで強調する機能も追加された。変更されて未保存の行の左端が黄色で強調表示されるほか、変更されて保存済みの行の左端は暗い緑色で強調表示される。これにより、現在どの行を編集して保存したのかを一目で把握できるようになった。変更行の強調機能は、設定ダイアログの[記号]タブにある“変更/保存された行を強調表示”チェックボックスでON/OFF可能。

スクロールバーの右クリックメニューに設定ダイアログの[スクロール]タブを直接開く項目が追加
設定ダイアログの[記号]タブ

 そのほか、いくつかの仕様変更や不具合修正も施された。

 本ソフトは、Windows XP以外の64bit版を含むXP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/8.1/Server 2012に対応するシェアウェアで、価格は無制限に無償バージョンアップできる永久ライセンスは15,000円、1年間の無償バージョンアップが可能な通常ライセンスは4,000円となっている。また、30日間の試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用可能。現在、同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「EmEditor Professional」
【著作権者】
Emurasoft, Inc.
【対応OS】
Windows XP以外の64bit版を含むXP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/8.1/Server 2012
【ソフト種別】
シェアウェア (通常ライセンスは4,000円、永久ライセンスは15,000円、30日間の試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用可能)
【バージョン】
14.3.0(14/02/18)

(長谷川 正太郎)