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統合ベンチマークソフト「PCMark 8」がメジャーアップデート

オープンソース製品を利用した新しいテストが追加、スコアの互換性はなし

「PCMark 8」v2.0.191

 米Futuremark Corporationは18日(現地時間)、「PCMark 8」v2.0.191を公開した。「PCMark 8」は、PCの総合的なパフォーマンスを計測するベンチマークソフト“PCMark”シリーズの最新版。“Professional”“Advanced”“Basic”の3エディションがラインナップされており、下位版の「PCMark 8 Basic Edition」は無償で利用可能。現在、FuturemarkのWebサイトからダウンロードできる。

 メジャーバージョンアップとなる本バージョンでは、“Home”“Creative”“Work”ベンチマークがそれぞれv3.0、v3.0、v2.0へと更新されている。たとえば、“Home”および“Creative”の両ベンチマークではオープンソースのグラフィックスライブラリ“ImageMagick”を利用した画像処理テストが追加された。また、“Work”ベンチマークではオープンソースの表計算ソフト「LibreOffice Calc」を利用したパフォーマンステストなどが新たに追加された。

 その他にも、“Storage”ベンチマークがv1.1へとアップデートされ、ドライブのパフォーマンスをより精密に分析できるようになった。ただし、この機能は「PCMark 8 Professional Edition」のユーザー限定となっている。

 なお、これらの仕様変更によりスコアの互換性が失われているので注意。「PCMark 8 Professional Edition」「PCMark 8 Advanced Edition」には互換モードが追加されているので、v1.2.157以前のバージョンとの間でスコアを比較する際に利用しよう。

ソフトウェア情報

「PCMark 8」
【著作権者】
Futuremark Corporation
【対応OS】
Windows 7/8/8.1
【ソフト種別】
シェアウェア 49.95米ドル(Basic Editionは無料で利用可能)
【バージョン】
2.0.191(14/01/18)

(柳 英俊)