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「Google Chrome」のベータ版に新しいモバイル端末向けの開発機能が追加

モバイル端末のエミュレーション機能とスクリーンキャスト機能

モバイル端末のエミュレート機能

 米Google Inc.は3日(現地時間)、“Beta”チャンネルの「Google Chrome」デスクトップ版およびAndroid版にモバイル端末向けの開発機能を追加したと発表した。モバイル端末のエミュレート機能が改善されたほか、スクリーンキャストが可能なリモートデバッグ機能が追加されているという。編集部にて「Google Chrome 32」で動作を確認した。

 モバイル端末のエミュレート機能を利用するには、まず[要素を検証]ウィンドウ(Chrome DevTools)の[Settings]画面を開き、[Overrides]タブにある“Show 'Emulation' view in console drawer”というチェックボックスをONにする。するとコンソール画面に[Emuration]タブが追加される。コンソール画面(console drawer)を表示するには、[要素を検証]ウィンドウ右上にあるボタンを押せばよい。

 この[Emuration]タブにはさまざまなモバイル端末がプリセットされており、選択するだけで端末の“viewport”や“devicePixelRatio”、ユーザーエージェントなどがエミュレートされる。また各種センサーのパラメーターを指定し、センサーを利用したWebアプリケーションのデバッグを行うことも可能。

“Show 'Emulation' view in console drawer”をONに
コンソール画面の[Emuration]タブ
スクリーンキャスト機能

 スクリーンキャスト機能を利用するには、「Google Chrome 32」を起動したAndroid端末を、USBデバッグ機能を有効にした状態でPCに接続する(メーカーなどが配布しているデバイスドライバーが別途必要)。続いて、PC側の「Google Chrome 32」で“chrome://inspect/”を開くと、インスペクト可能な実機と「Google Chrome」のタブが列挙されるので、目的のタブの“Inspect”リンクをクリックしよう。すると、Android端末とリモートデバッグ接続された状態の「Chrome DevTools」が表示される。

 もしスクリーンキャストが可能な環境であれば、ツールバー左側に専用のアイコンが表示される。このボタンをクリックすれば、モバイル端末でWebページを操作する様子がリアルタイムでPC側の「Chrome DevTools」に表示される。

“chrome://inspect/”画面
Android端末とリモートデバッグ接続された「Chrome DevTools」。左上のモバイル端末アイコンをクリックすれば、スクリーンキャストが始まる

(柳 英俊)