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Microsoft、オープンソースプラグイン「Node.js Tools for Visual Studio」をリリース

「Visual Studio」を“Node.js”の開発環境に

「Node.js Tools for Visual Studio」v1.0 Alpha

 米Microsoft Corporationは21日(現地時間)、「Visual Studio」で“Node.js”を利用した開発を実現するオープンソースのプラグイン「Node.js Tools for Visual Studio」を公開した(ライセンスは“Apache License 2.0”)。現在、“CodePlex”のプロジェクトサイトから無償でダウンロードできる。

 「Node.js Tools for Visual Studio(NTVS)」を利用すると、「Visual Studio」を“Node.js”の開発環境にすることが可能。シンタックスハイライト、入力補完機能“IntelliSense”、「npm」によるパッケージ管理、ローカルおよびリモートでのデバッグ、“Windows Azure Web サイト”をはじめとするクラウドサービスへの公開などが行える。利用の際は別途“Node.js”のインストールが必要。

 同社は「NTVS」のほかにも、「Visual Studio」で“Python”を扱うためのプラグイン「Python Tools for Visual Studio(PTVS)」をオープンソースとして公開している。

“Node.js”プロジェクトの作成
入力補完機能“IntelliSense”
“Node.js”プロジェクトの実行
プレークポイントを設置
「npm」によるパッケージ管理をGUIで

 なお、本プラグインは「Visual Studio 2012」と「Visual Studio 2013」向けがラインナップされているが、無償の“Express”エディションはサポートされていないので注意。

 現時点での「NTVS」の開発ステータスはアルファ版となっており、実務環境で使える品質にはまだ達していないが、興味のある開発者はぜひ試してフィードバックを送ってほしい。

ソフトウェア情報

「Node.js Tools for Visual Studio」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0 Alpha(13/11/20)

(柳 英俊)