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Microsoft、“Surface RT”を「Windows RT」へ戻すためのリカバリーイメージを公開

ただし北米向け。日本語版は未提供

Surface RT Recovery Image (Windows RT 8.0)

 米Microsoft Corporationは21日(現地時間)、同社製の「Windows RT 8.0」搭載タブレット“Surface RT”のリカバリーイメージを公開した。現在、同社のダウンロードセンターから無償でダウンロード可能。ただし北米向けで、日本語版は用意されていない。

 「Windows RT 8.0」から「Windows RT 8.1」へのアップデートには、起動処理を記述するBCD(Boot Configuration Data)領域が破壊され、起動不能となる不具合が確認されている。この不具合が発生するのは“Surface RT”のごく一部とみられるが、執筆時現在、「Windows RT 8.1」の提供は全面的に中止されている。

 今回公開されたリカバリーイメージは、この起動不能になった“Surface RT”を修復するためのもの。“Surface RT”を「Windows RT 8.0」へ戻すためのUSBリカバリードライブが作成できる。リカバリードライブの作成にはWindows 7以降を搭載したPCと、4GB以上のUSBメモリが必要。リカバリーイメージのファイルサイズは3.6GBで、PDF形式のマニュアルも用意されている。

 なお、このリカバリーイメージはあくまでも北米版“Surface RT”向けに提供されているので注意。日本語版“Surface RT”で利用できるかどうかは不明。

【10月23日追記】同社によると、「Windows RT 8.1」の提供が再開されたとのこと。「Windows RT 8.0」ユーザーは、“Windows ストア”から無償でアップデートを入手できる。

(柳 英俊)