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Microsoft、「Kinect for Windows SDK 1.8」を公開

新しい背景除去APIのサポートと“Kinect Fusion”の強化

「Kinect for Windows SDK」v1.8

 米Microsoft Corporationは17日(現地時間)、「Kinect for Windows SDK」の最新版「Kinect for Windows SDK 1.8」を無償公開した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。対応OSは、Windows 7/8/8.1およびWindows Embedded Standard 7。

 「Kinect for Windows SDK」は、“Kinect for Windows センサー”を利用するためのドライバー、ランタイム、およびライブラリを含んだソフトウェア開発キット(SDK)。ツールやサンプルが含まれた「Kinect for Windows Developer Toolkit」も用意されている。

 今回のアップデートでは、新しい背景除去APIがサポートされた。従来のAPIよりも輪郭を鮮明にとらえて人物像を切り抜き、ほかの背景画像と動的に合成することが可能。

 また、センサーで得た情報をもとにリアルタイムで正確な3次元レンダリングを行う“Kinect Fusion”も強化された。よりすばやく正確にトラッキングできるようになったほか、深度だけでなく色情報も取得できるようになっている。3Dプリント向けのフルカラーモデルを作成するといった用途に活用できそうだ。

 さらに、「Kinect for Windows Developer Toolkit」には複数のセンサーで“Kinect Fusion”を利用するサンプルや、“Kinect センサー”と連携するHTML5アプリのサンプルなどが新たに追加されている。

新しい背景除去APIをサポート。人物だけを抜き出して、背景画像と動的に合成可能
“Kinect センサー”と連携するHTML5アプリのサンプル。ブラウザーで動作しているのがわかる
“Kinect Fusion”も強化。深度情報(左)に加え、色情報(右)が取得可能に

ソフトウェア情報

「Kinect for Windows SDK」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 7/Embedded Standard 7/8/Embedded Standard 8
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.8.0.595(13/09/13)

(柳 英俊)