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Microsoft、次期Windowsのプレビュー版「Windows 8.1 Preview」を無償公開

「Windows RT」に対しては「Windows RT 8.1 Preview」が提供される

「Windows 8.1 Preview」の公開サイト

 米Microsoftは26日(現地時間)、次期Windowsのプレビュー版「Windows 8.1 Preview」を無償公開した。現在、同社のWebサイトから日本語を含む13カ国語版がダウンロード可能。

 「Windows 8.1」は「Windows 8」の後継バージョンで、「Windows 8」に対するアップデートとして無償提供される予定。ユーザーインターフェイスの改良や新機能の追加、既存機能の改善が行われているほか、「Internet Explorer 11」「.NET Framework 4.5.1」を標準で搭載する。

スタート画面をはじめとするユーザーインターフェイスの改良
「Internet Explorer 11」

 今回公開された「Windows 8.1 Preview」は、“Windows ストア”からインストールする仕組み。セットアップするには、まず更新プログラム(KB2849636)を適用して、“Windows ストア”で「Windows 8.1 Preview」のダウンロードを有効化する必要がある。更新プログラムをインストールすれば、「ストア」アプリに「Windows 8.1 Preview」のダウンロード画面が現れる。

更新プログラム(KB2849636)を適用
「Windows 8.1 Preview」のダウンロードを有効化
「ストア」アプリに「Windows 8.1 Preview」が現れる
「Windows 8.1 Preview」をダウンロード

 推奨される動作環境は、1GHz以上のCPU、1GBのメモリ(64bit版の場合は2GB)、16GBのディスク空き容量(64bitの場合は20GB)、WDDMドライバー搭載のDirectX 9対応のグラフィックカードなど。ほかにも特定の機能を利用するにあたって、追加の要件を満たす必要がある場合がある。また、現時点ではAtomプロセッサを搭載する一部PCがサポートされていないので注意。

 なお、ARMプロセッサで動作する「Windows RT」に対しては「Windows RT 8.1 Preview」が提供される。「Windows RT 8.1 Preview」をインストールするには、10GBの空き領域が必要。また、インストールすると元の「Windows RT」には戻せなくなるので注意してほしい。

(柳 英俊)