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「SourceTree for Windows」がv1.0に、“Mercurial”を新たにサポート

GUIの改善も施され、より使いやすく

「SourceTree for Windows」v1.0.1.0

 豪Atlassianは25日(現地時間)、分散型バージョン管理システム(DVCS)のGUIクライアント「SourceTree for Windows」の最新版v1.0.1.0を公開した。これまでのベータリリースには欠けていた“Mercurial”のサポートが追加されるなど、“v1.0”にふさわしいアップデート内容となっている。

 “Mercurial”は、「Python」で実装された分散型バージョン管理システム。古くから使われている“Subversion”によく似たコマンド体系(“hg”)や、データの差分のみを保持するためレポジトリのサイズが小さく済むこと、履歴管理が安全であることなどを理由に、“Git”より好まれることも少なくない(両者の比較は同社のWebサイトに詳しい)。Mac OS X版の「SourceTree」では“Git”とともに“Mercurial”がサポートされていることもあり、Windows版でも対応が熱望されていた。

 そのほかにも、プッシュすべきコミットやプルリクエストがあることを示すカウンターや、デフォルトのリモートホストの最新データをバックグラウンドで取得する自動リモートフェッチ機能、“Git”でステージング・アンステージングするためのショートカットボタンなどが追加されている。

“Mercurial”をサポート
プッシュすべきコミットやプルリクエストがあることを示すカウンター

 「SourceTree for Windows」はWindows 7以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 8で動作を確認した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「SourceTree for Windows」
【著作権者】
Atlassian
【対応OS】
Windows 7以降(編集部にてWindows 8で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.1.0(13/06/25)

(柳 英俊)