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歌声合成が可能になった無償音声合成ソフト「CeVIO Creative Studio FREE」v1.2.3.1

ピアノロール上でノートと歌詞を入力可能、MIDIファイルのインポートも

「CeVIO Creative Studio FREE」v1.2.3.1

 CeVIOプロジェクトは14日、スライドバーで感情をコントロールできるフリーの音声合成ソフト「CeVIO Creative Studio FREE」の最新版v1.2.3.1を公開した。最新版の主な変更点は、音程に合わせて合成音声を発音させる歌声合成機能が追加されたこと。

 歌声合成機能は、画面上部のトラックペインで“ソングトラック”を選択して利用する仕組み。“ソングトラック”を選択すると、画面下部がピアノロールに切り替わり、ツールバーの鉛筆ツールでノートを入力可能。ノートをダブルクリックすると文字を入力できるほか、右クリックメニューから表示できる“歌詞のまとめ入力”ダイアログから、選択したノート以降に入力されたノートへ歌詞を一括入力できる。

ノートの右クリックメニュー
“歌詞のまとめ入力”ダイアログ

 1つのソングトラックの同時発音数は1音だが、ソングトラックを複数作成することで和音を作成可能。ソングトラックが複数ある場合にはほかのトラックのノートを薄い色で表示でき、和音を作成する際の目安にできる。

“音符のプロパティ”ダイアログ

 また、右クリックメニューからビブラートの有効・無効を切り替えられるほか、ノートの右クリックメニューから表示できる“音符のプロパティ”ダイアログから息継ぎの位置を指定可能。なお、ソングトラックではスライドバーによる感情のコントロールはできない。

 そのほか、オープンな楽譜データのフォーマットである“MusicXML”のファイルや、MIDIファイルをインポートできる。

 本ソフトはWindows Vista/7/8および64bit版の7/8に対応しており、非商用に限り無償で利用できる。現在、同社のWebサイトからダウンロード可能。

お詫びと訂正:記事初出時、“歌詞のまとめ入力”ダイアログで入力できる歌詞の文字数に制限があるとお伝えしましたが、とくに制限はありませんでした。お詫びして訂正いたします。

ソフトウェア情報

「CeVIO Creative Studio FREE」
【著作権者】
CeVIO
【対応OS】
Windows Vista/7/8/7 x64/8 x64
【ソフト種別】
フリーソフト(非商用のみ)
【バージョン】
1.2.3.1(13/06/14)

(長谷川 正太郎)