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メロディーのピッチをピアノロール上へ表示可能になった「SoundEngine Free」v5.10

音声素材を表示するサイドバーも追加

「SoundEngine Free」v5.10
ピッチチェッカー機能

 (株)コードリウムは7日、定番の音声ファイル編集ソフト「SoundEngine Free」の最新版v5.10を公開した。最新版の主な変更点は、メロディーのピッチを検出してピアノロール上へ表示する“ピッチチェッカー”機能が追加されたこと。

 ピッチチェッカー機能は、スペクトラムアナライザーなどを表示する“ヴィジュアル”ウィンドウから利用可能で、緑色の折れ線で実際のピッチ、ピンク色の直線で正確なピッチが表される。また、既存のファイルを再生する際だけでなく、録音中もリアルタイムでピッチを検出して表示可能。なお、本機能は和音には対応していないため、単音のメロディー以外を解析した際は正しくピッチが表示されないこともあるので注意。

 さらに、音声素材を表示してスムーズに読み込めるサイドバーが追加された。サイドバー上には標準でDTM情報解説・音楽素材配信サイト“ヘルプカフェ”で公開されている音声素材が表示されているほか、音声ファイルやフォルダをドラッグ&ドロップししてローカルの音声素材を表示させることも可能。

 サイドバー上の素材は選択して簡易再生、ダブルクリックでサブトラックとして読み込むことが可能。サブトラックに読み込んだ音声素材は選択範囲のメイントラックとミックス・置換でき、音量やフェードイン・アウトを調節することが可能。

サイドバー
ローカルの音声素材を表示させることも可能

 本ソフトは、Windows 2000/XP/Vista/7/8に対応しており、個人利用や教育目的、および本ソフトの転載目的に限り無料で利用できる。それ以外の目的で利用する場合は寄付が必要。現在、同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「SoundEngine Free」
【著作権者】
(株)コードリウム
【対応OS】
Windows 2000/XP/Vista/7/8
【ソフト種別】
フリーソフト(個人利用または教育目的、転載目的以外の場合は寄付必須)
【バージョン】
5.10(13/06/07)

(長谷川 正太郎)