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「XnView」v2.03が公開、XCF形式ファイルの処理に関わる2件の脆弱性を修正

CDR/TIFF形式の画像ファイルを開くとクラッシュする問題なども修正

「XnView」v2.03

 画像ビューワー「XnView」の最新版v2.03が、29日に公開された。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 8で動作を確認した。現在、本ソフトの公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 今回のアップデート(v2.02/2.03)は、「XnView」v2.00で確認されたセキュリティ問題の修正がメイン。「GIMP」などで使われているXCF形式画像ファイルの処理に関わる2件の脆弱性が修正されている。悪意のある細工が施されたファイルを開くだけで任意のコードが実行されてしまう恐れがあり、デンマークのセキュリティベンダーSecuniaは、本脆弱性の深刻度を5段階中上から2番目の“Highly critical”と評価している。

 そのほかにも、CDR/TIFF形式の画像ファイルを開くとアプリケーションがクラッシュする問題や、画像ファイルが正常に印刷できない問題などが解決された。

ソフトウェア情報

「XnView」
【著作権者】
Pierre-e Gougelet 氏
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 8で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(非営利利用または教育目的のみ、寄付歓迎)
【バージョン】
2.03(13/05/29)

(柳 英俊)