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Mozilla、「Firefox 20」を公開

新しいダウンロードマネージャーとウィンドウ単位のプライベートブラウジングを追加

「Firefox」安定版v20.0

 Mozillaは2日(日本時間)、Webブラウザー「Firefox」の最新安定版v20.0を公開した。今回のアップデートでは新しいダウンロードマネージャーが追加されたほか、ウインドウ単位で“プライベートブラウジング”モードが利用できるようになっている。

 新しいダウンロードマネージャーは「Firefox」のツールバーに統合されており、ボタンやそのプルダウンから手軽にダウンロードの進捗が確認可能。別ウィンドウとして表示されていたこれまでのダウンロードマネージャーよりも使い勝手がよい。

 “プライベートブラウジング”とは、個人情報をローカルに残さずWebページを閲覧する機能で、「Firefox 3.5」から搭載されている。これまで“プライベートブラウジング”モードへの切り替えはアプリケーション単位で行われていたが、「Firefox 20」ではウィンドウ単位で切り替えられるようになった。

 従来の[プライベートブラウジングを開始]メニューが[新しいプライベートウィンドウ]メニューに置き換えられており、選択すれば新規ウィンドウを“プライベートブラウジング”モードで起動可能。通常モードのウィンドウとプライベートブラウジング”モードのウィンドウを混在させることができる。

新しいダウンロードマネージャー
ウィンドウ単位のプライベートブラウジング

 そのほか、一定時間応答のないプラグインを自動的に終了させ、ブラウザー本体のフリーズを防ぐ機能が新たに追加されたほか、Webページの読み込み、ダウンロード、プログラムの終了などといった処理が改善され、全体的なパフォーマンスが向上している。

 また、今回のアップデートには脆弱性の修正も含まれている。修正された脆弱性は全11件で、脆弱性の深刻度の内訳は、Mozillaの基準で4段階中最も高い“最高”が3件、2番目に高い“高”が4件、3番目に高い“中”が4件。

 「Firefox」は、64bit版を含むWindows XP/Server 2003/Vista/7/8に対応するフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロード可能。Mac OS X/Linux/Android向けにも、それぞれ最新版が用意されている。

ソフトウェア情報

「Firefox」Windows向け安定版
【著作権者】
contributors to the Mozilla Project
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Vista/7/8(64bit版を含む)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
20.0(13/04/02)

(柳 英俊)