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Oracle、統合開発環境「NetBeans IDE 7.3」を正式公開

Web開発機能が強化。Groovy、PHP、JavaFX、C/C++のサポートも引き続き改善される

「NetBeans IDE」v7.3

 米Oracle Corporationは21日(現地時間)、統合開発環境「NetBeans IDE」の次期バージョン「NetBeans IDE 7.3」を正式公開した。現在、日本語を含む5カ国語版が無償でダウンロードできる。

 「NetBeans IDE」は、Windows、Mac OS X、Linux、Solarisで利用可能なオープンソースのJava製統合開発環境。Java以外にも、C/C++/PHP言語を利用した開発にも対応しており、デスクトップ向けのみならずエンタープライズ、Web、モバイル向けのアプリケーション開発にも利用されている。

 最新版の「NetBeans IDE 7.3」では、とくにWebアプリケーション開発に関わる機能が大幅に強化された。コード補完機能が最新のHTML5/CSS3に対応したほか、Java VM上で動作するJavaScriptエンジン“Nashorn”をベースとした新しいソースコードエディターとデバッガーが採用されており、組み込みのWebブラウザーや「Google Chrome」と連携したデバッグが可能。そのほかにも、Groovy、PHP、JavaFX、C/C++のサポートが引き続き改善されている。

Webアプリケーションの開発機能が強化
組み込みのWebブラウザーや「Google Chrome」と連携したデバッグ

 なお、「NetBeans IDE」のインストールには「JDK 6 Update 26」以降、または「JDK 7 Update 10」以降が必要。対応OSはWindows XP/Vista/7で、編集部にてWindows 8で動作を確認している。

ソフトウェア情報

「NetBeans IDE」Windows版
【著作権者】
Oracle Corporation and/or its affiliates
【対応OS】
Windows XP/Vista/7(編集部にてWindows 8で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
7.3(13/02/21)

(柳 英俊)