NEWS(12/11/01 14:59)

Google、約2年ぶりのメジャーバージョンアップとなる「Google Earth」v7を公開

現在位置近辺の観光名所の案内を簡単に表示できる“ツアー ガイド”機能を追加

「Google Earth」v7.0.1.8244 (beta)「Google Earth」v7.0.1.8244 (beta)

 米Google Inc.は10月31日(現地時間)、3D地図ソフト「Google Earth」の最新版v7.0.1.8244 (beta)を公開した。最新版の主な変更点は、表示している地域の観光名所を案内する“ツアー ガイド”機能が追加されたこと。

アニメーションしながら英語字幕による解説を表示アニメーションしながら英語字幕による解説を表示

 “ツアー ガイド”機能は、画面下部に表示されたサムネイル画像から利用できる。サムネイル画像は現在表示されている場所近辺の観光名所が選ばれて自動で表示される仕組み。サムネイル画像を選ぶと地図がその場所へジャンプし、時間が表示されているサムネイル画像の場合はアニメーションしながら英語字幕による解説を表示可能。

 また、空中写真をもとにしたステレオ写真測量技術を利用して自動生成された新しい3Dモデルを利用可能になった。新しい3Dモデルは、アメリカのボストンやロサンゼルス、フランスのアヴィニヨン、ドイツのミュンヘンといった大都市で表示可能。

従来の3Dモデル従来の3Dモデル

新しい3Dモデル新しい3Dモデル

オプションダイアログから従来の3Dモデルを利用するように設定可能オプションダイアログから従来の3Dモデルを利用するように設定可能

 ただし、編集部にて試用したところ、新しい3Dモデルは遠景だと美しく表示されているものの、ズームインするとゆがみが目立った。オプションダイアログの[3Dビュー]タブにある“Use 3D Imagery (disable to use legacy 3D buildings)”チェックボックスをOFFにすることで、従来の3Dモデルを利用することも可能だ。

 本ソフトは、Windows XP/Vista/7に対応しており、個人の場合は非商用、企業や政府機関内のエンドユーザーは社内利用に限り無償で利用できる。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。

【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト(個人の場合は非商用、企業や政府機関内のエンドユーザーは社内利用のみ)
【バージョン】
7.0.1.8244 (beta)(12/10/31)

(長谷川 正太郎)