NEWS(12/10/29 14:32)

Mozilla、深刻度“Critical”の脆弱性を修正した「Firefox」v16.0.2を公開

クロスサイトスクリプティング攻撃などを受けてしまう可能性

 Mozillaは26日、Webブラウザー「Firefox」の最新版「Firefox」v16.0.2を公開した。最新版の主な変更点は、同社の基準で深刻度が4段階中もっとも高い“Critical”に分類された脆弱性を修正したこと。

 脆弱性の内容は、“Location”オブジェクトの不具合が原因でクロスサイトスクリプティング攻撃などを受けてしまう可能性があるというもの。また、同脆弱性は「Thunderbird」にも影響し、29日14時現在「Thunderbird」は修正版が公開されていない。ただし、RSSフィードや拡張機能により「Thunderbird」内でWebコンテンツを読み込まなければ、影響を回避できるという。

 「Firefox」は、XP/Server 2003/Vista/7/8および64bit版のVista/7に対応するフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。また、Mac OS X/Linux/Android向けにも、同様の修正が施された最新版がそれぞれ用意されている。

「Firefox」Windows版

【著作権者】
contributors to the Mozilla Project
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Vista/7/8/Vista x64/7 x64など
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
16.0.2(12/10/26)

(長谷川 正太郎)