NEWS(12/10/24 15:15)

Microsoft、「リモート デスクトップ接続」をWindows 8相当へ更新するパッチを公開

Windows 7 SP1/Server 2008 R2 SP1向け。“RDP 8.0”の新しい機能が利用可能に

「Windows 7用更新プログラム(KB2592687)」「Windows 7用更新プログラム(KB2592687)」

“RDP 7.1”から“RDP 8.0”へアップデート“RDP 7.1”から“RDP 8.0”へアップデート

 米Microsoft Corporationは23日(現地時間)、Windows 7およびWindows Server 2008 R2の「リモート デスクトップ接続」をWindows 8相当へアップデートする更新プログラム(KB2592687)を無償公開した。現在、同社のダウンロードセンターからダウンロード可能。また、“Windows Update”を経由した配布もすでに開始されている。

 本更新プログラムを適用すると、“リモート デスクトップ プロトコル(RDP)”が“RDP 7.1”から“RDP 8.0”へアップデートされ、“RemoteFX for WAN”“RemoteFX Adaptive Graphics”“RemoteFX Media Streaming”といった新しい機能が利用可能となる。通信状況に応じてコンテンツの品質を自動制御できるようになったほか、これまでサポートされていたTCP接続に加え、メディア配信に適したUDP接続をサポートしたことで、インターネット越しでもより快適にリモート接続を利用できるようになっている。

 なお、本更新プログラムを適用するにはWindows 7 SP1またはWindows Server 2008 R2 SP1が必要。加えて、“DTLS”をサポートするための更新プログラム(KB2574819)を適用しておく必要がある(KB2592687と同時にインストールしてもよい)。

アップデートされた「リモート デスクトップ接続」には、接続品質とUDP接続の有無を確認するためのアイコンが追加されるアップデートされた「リモート デスクトップ接続」には、接続品質とUDP接続の有無を確認するためのアイコンが追加される

(柳 英俊)