NEWS(12/10/23 17:30)

Mozilla、「Firefox 17」で搭載予定の“Social API”のテストを開始

サイドバーでソーシャル情報が確認可能。まずは「Facebook メッセンジャー」から

さまざまなソーシャルメディアサービスを簡単にWebブラウザーへ統合する“Social API”さまざまなソーシャルメディアサービスを簡単にWebブラウザーへ統合する“Social API”

 Mozillaは23日(日本時間)、「Firefox 17」から利用可能になる新しいAPI“Social API”のテストを行う準備ができたと発表した。

 “Social API”は、さまざまなソーシャルメディアサービスを簡単にWebブラウザーへ統合できるようにするためのAPI。「Firefox 17」では、Webサイトを開かなくても専用のサイドバーからソーシャルメディアサービスが直接利用可能になるほか、新着通知を受け取ったり、閲覧中のWebページを共有できるようになるという。

 現時点では「Facebook メッセンジャー」のみに対応するが、いずれは“OpenSearch”のような標準規格になることが期待されている。対応するプロバイダーが増えていけば、ニュースや金融情報、メールなどといったさまざまなサービスが提供する新鮮な情報を、サイドバーからいつでも手軽にチェックできるようになるだろう。もちろん、不要な場合はサイドバーを閉じておくこともできる。

現在ベータ版が公開されている「Firefox 17」以降で利用可能。間もなく利用可能になる見込み現在ベータ版が公開されている「Firefox 17」以降で利用可能。間もなく利用可能になる見込み

 “Social API”に対応した「Facebook メッセンジャー」は、現在ベータ版が公開されている「Firefox 17」以降で利用できるとのこと。編集部では実際の動作を確認できなかったが、間もなく利用できるようになる見込みだ。


(柳 英俊)