NEWS(12/10/01 15:34)

Mozilla、新しいログインシステム“Persona”のベータ版をリリース

コードネーム“BrowserID”として開発されていたシステムが“Persona”に名称変更

“Persona”を使ったログイン“Persona”を使ったログイン

 米Mozillaは27日(現地時間)、コードネーム“BrowserID”として開発していたオープンソースのログインシステムの試験段階を終え、新たに“Persona”という名称でベータ版としてリリースしたことを発表した。

 “Persona”は、あらかじめメールアドレスとパスワードを登録しておくことで、パスワードを入力せずにさまざまなWebサイトへログインできるログインシステム。「Firefox」はもちろんのことIEや「Google Chrome」「Opera」「Safari」などのPC用Webブラウザーのほか、iOSやAndroid向けのWebブラウザーでも利用できる。ユーザーは“Persona”にログインしていれば、対応するサイトへのログインが2クリックで完了するようになる。

 サイト管理者にとって“Persona”は設置が容易な上、既存のログインシステムとの共存も可能。また、連絡可能なメールアドレスのみでユーザーを直接管理できることによるメリットもある。

(長谷川 正太郎)