NEWS(12/09/12 13:34)

圧倒的な“ステルス”能力を誇るTwitterクライアント「ラーメン大陸」が開発終了

“Twitter API Version 1.1”に対応すると『全然隠密出来ない』ため

「ラーメン大陸」の最新版v328.0.0(スクリーンショットは実物大) 「ラーメン大陸」の最新版v328.0.0(スクリーンショットは実物大)

 Twitterクライアントソフト「ラーメン大陸」の作者である25Re氏は12日、同ソフトの開発を完全に停止すると発表した。

 「ラーメン大陸」は、ツイートの投稿に特化したTwitterクライアント。初期状態では小さな投稿ウィンドウしか表示されないが、[F1]キーですばやくタイムライン画面を呼び出すことも可能。デスクトップをほとんど専有しないこと、半透明表示により極めて視認が難しくなることから、圧倒的な“ステルス”能力を誇るTwitterクライアントとして、職場などで隠れてツイートするユーザーを中心に支持を集めていた。

 本ソフトは今年の1月から更新されておらず、実質的に開発が停止されている状態であったが、“Twitter API Version 1.1”(来年3月5日に開始予定)が発表されたことを受け、今回、正式に開発終了がアナウンスされた。新APIへ対応するには「ラーメン大陸」の特長である“ステルス”能力が犠牲になることが原因のようだ。

 作者の25Re氏は、『Twitter界にイノベーションを起こす為のクライアントをコミットし、WinWinの関係でデベロッパーとしてクライアントをマネタイズし/常にユーザーエクスペリエンスにプライオリティを置いた形でローンチし、隠密系Twitterクライアント時代の幕開けを象徴するかのような/グローバルでありながらもニッチなサービスをアジャイルな形で開発し提供していく事が厳しくなってきた』(原文ママ)と述べ、新APIへの懸念を表明している。

 なお、iOS版の「ラーメン大陸 for iPhone(カップラーメン大陸)」の開発は継続される模様。また、本ソフトはその独自性と圧倒的な存在感から、さまざまな派生版を生み出してきた。今回「ラーメン大陸」が新APIへの対応を断念したことから、これらの開発動向にも注目が集まる。

(柳 英俊)