NEWS(12/08/01 13:40)

「Google Chrome 21」が公開、ブラウザからカメラ・マイクへアクセスできるAPIを追加

“Google クラウドプリント”の統合やMac OS XのRetinaディスプレイへの対応なども

「Google Chrome」v21.0.1180.60「Google Chrome」v21.0.1180.60

 米Google Inc.は7月31日(現地時間)、Webブラウザー「Google Chrome」の最新安定版v21.0.1180.60を公開した。Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。「Chrome Frame」向け(v21.0.1180.60)およびMac OS X/Linux向け(v21.0.1180.57)も用意されており、同じく同社のWebサイトからダウンロード可能。

 新しいメージャーバージョンとなるv21では、“getUserMedia”APIへ新たに対応。本APIは、高品質なリアルタイムコミュニケーションの実現を目指す標準規格“WebRTC”の一部で、サードパーティ製のプラグインやランタイムを必要とせずに、Webブラウザーから直接カメラやマイクへアクセスできるようにするもの。将来的には、オンライン会議やゲームのオンライン対戦などがWebブラウザーのみで行えるようになる。

 また、“Google クラウドプリント”との連携強化、ゲームパッドのサポート、Mac OS XのRetinaディスプレイへの対応なども施されている。

 なお、本バージョンではレンダリングエンジンや内蔵のPDFビューワーなどで発見された脆弱性が15件修正されている。脆弱性の内訳は、深刻度が高い順に“Critcal”が1件(Linux版のみ)、“High”が6件、“Medium”が5件、“Low”が3件となっている。

「Google Chrome」Windows向け安定版

【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7など
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
21.0.1180.60(12/07/31)

(柳 英俊)