NEWS(12/07/20 16:36)

Avira、クラウドベースのウイルス対策「Avira Protection Cloud」をプレビュー公開

新しい攻撃手法にもいち早く対応。ローカルでの負荷が少ないのもメリット

「Avira Protection Cloud」v0.1.0.1「Avira Protection Cloud」v0.1.0.1

 独Avira Operations GmbH & Co. KGは19日(中央ヨーロッパ夏時間)、「Avira Protection Cloud」をプレビュー版として無償公開した。Windows XP以降に対応しており、同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 4および「Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ」が必要。

 「Avira Protection Cloud」は、クラウドベースのウイルス対策ソリューション。クライアントソフトをダウンロード・インストールしてウイルススキャンを行うと、ファイルが安全なものとそうでないものに分類される。後者に分類されたファイルは、そのハッシュ値(デジタル指紋)がクラウドに送信され、Aviraによってより詳しく分析される仕組み。

 解析の結果はクラウドを介して迅速にほかのユーザーと共有されるほか、攻撃の傾向や流行を分析するためにも利用される。そのため、新しい攻撃手法にもいち早く対応することが可能。また、処理の大部分はクラウドで行われるため、クライアントソフトの負荷が少ないのもメリット。

 なお、本バージョンはあくまでもテクニカルプレビュー版として公開されているので注意。問題が発生した場合は、インストールフォルダにログ(apcdemo.log)が生成されるので、それを送信してフィードバックに協力しよう。

【著作権者】
Avira Operations GmbH & Co. KG
【対応OS】
Windows XP以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.1.0.1(12/07/19)

(柳 英俊)