NEWS(12/07/09 16:39)

Mozilla、「Thunderbird」のリリース方針を転換。今後はメンテナンスに注力

新機能の追加はコミュニティ主導に

Mozilla Foundationの理事長Mitchell Baker氏のブログ Mozilla Foundationの理事長Mitchell Baker氏のブログ

 米Mozilla Foundationは6日、メールソフト「Thunderbird」の新しいリリース方針を発表した。新しいリリース方針は、Mozilla Foundationの理事長を務めるMitchell Baker氏のブログ記事“Thunderbird: Stability and Community Innovation”で公表されている。また、Mozilla Japanによる抄訳を参照することも可能。

 それによると、「Thunderbird」にはすでにユーザーが望む機能が備わっており、今後は新機能の追加よりもむしろ安定性の継続的な維持が重要になるという。そのため、新機能の追加はコミュニティ主導とし、Mozillaはそのバックアップとセキュリティアップデートの提供に専念する考え。

 具体的には、11月20日に予定されている「Thunderbird ESR 17」のリリースに合わせて、通常版「Thunderbird」のセキュリティ更新プロセスが「Thunderbird ESR」と共通化される。以降は通常版に対しても基本的にセキュリティおよび安定性の向上を目的とした更新のみが提供される予定。

 しかし、これは通常版「Thunderbird」が終了することを意味しない。「Thunderbird」および「Thunderbird ESR」の2エディション体制は当面維持され、通常版「Thunderbird」にはコミュニティによる新機能追加が提供される可能性がある。

 なお、Mozilla Foundationは現在、このリリース方針について意見を募集中だ。最終的な結論が出るのは、9月初めになる見込み。

(柳 英俊)