NEWS(12/06/27 14:55)

アイ・オー・データ、コピー高速化ソフト「マッハCopy」を無償公開

Windows標準のコピー機能より約40%以上高速化、Windows 8の機能を先取り

「マッハCopy」v1.00「マッハCopy」v1.00

 (株)アイ・オー・データ機器は27日、同社のストレージ製品を快適に使うためのツール群“IO.Apps”シリーズのひとつとして、コピー高速化ソフト「マッハCopy」を公開した。Windows XP/Vista/7および64bit版のVista/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、本ソフトは同社の製品を購入しなくても利用可能。

 「マッハCopy」は、ファイルのコピーや移動を高速化できるソフト。同社の計測では、28個のフォルダ・870個のファイル(合計20GB)をコピーした際にかかった時間が、Windows標準のコピー機能より約40%以上高速化できたという。

 インストールするとWindows標準のコピー機能に取って代わって動作し、ユーザーは意識せずに本ソフトを利用することが可能。高速化は、データの読み込みと書き込みを並列で行い、読み込みや書き込みの待ち時間をなくすことで実現している。また、コピーの処理をOSやデバイス、ファイルの大きさなどに応じて最適化しているという。

転送速度を表した折れ線グラフ転送速度を表した折れ線グラフ

 さらに、Windows標準のコピー機能では複数のコピー処理を同時に実行すると、実行した数だけダイアログが開くが、本ソフトを使うと1つのダイアログでまとめて表示できる。さらに、本ソフトのコピーダイアログでは転送速度を表した折れ線グラフを表示できるほか、コピーを一時停止することも可能。なお、これらの機能はWindows 8で強化されるコピー機能と同等になっている。

 加えて、コピー先に同名のファイルが存在した場合は、ダイアログで上書きするファイルを選択できる。ファイルの選択ダイアログでは、コピー元とコピー先の同名ファイルが並んで表示され、チェックボックスでファイルを選択可能。コピー元とコピー先の同名ファイル両方のチェックボックスをONにした場合は、ファイル名の末尾へ番号を付加してコピーされる仕組み。また、ファイルの更新日時とファイルサイズが同じファイルのみコピーをスキップするオプションも用意されている。

コピー先に同名のファイルが存在した場合のダイアログコピー先に同名のファイルが存在した場合のダイアログ

上書きするファイルの選択ダイアログ上書きするファイルの選択ダイアログ

【著作権者】
(株)アイ・オー・データ機器
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/Vista x64/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.00(12/06/27)

(長谷川 正太郎)