NEWS（12/04/20　15:09）

　（株）ソニー・コンピュータエンタテインメント（SCE）は19日、“PlayStation Suite（プレイステーション スイート）”対応のコンテンツを作成するための開発プログラム“Developer Program for PlayStation Suite”ベータ版の一般提供を開始した。現在、同社のWebサイトから無償で参加可能。

　“PlayStation Suite”は、携帯ゲーム機“PlayStation Vita”や一部のAndroid搭載端末などといったさまざまなプラットフォーム共通で楽しめるゲーム・アプリを実現するためのプラットフォーム。“Developer Program for PlayStation Suite”にはその“PlayStation Suite”で開発を行うためのソフトウェア開発キット「PlayStation Suite SDK」などが含まれており、昨年11月から参加者を限定したクローズドベータテストが行われていた。

　開発環境としては、オープンソースの統合開発環境「MonoDevelop」をベースとした「PlayStation Suite Studio」およびユーザーインターフェイスデザインツール「PlayStation Suite UIComposer」が用意されており、“C#”言語を利用したプログラミングが可能。また、“PlayStation Suite”環境をシミュレートする仮想マシン「PC Simulator」を搭載しており、開発したコンテンツのテストが行える。

　なお、正式版の公開は今年後半の予定。正式版SDKで開発したコンテンツは、年間99米ドルでライセンスを取得すれば、所定の審査の上“PlayStation Store”を通じて配布できる。