NEWS(12/03/19 14:47)

「Firefox 12」ベータ版が公開、更新時にUACの警告ダイアログが抑止されるように

組み込み開発ツールに85以上の改良が施される

「Firefox」v12.0b1「Firefox」v12.0b1

 Mozillaは16日、Webブラウザー「Firefox」の次期バージョンとなる「Firefox 12」のベータ版を公開した。Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/7などに対応するフリーソフトで、Mac OS X版およびLinux版も用意されている。現在、公式ダウンロードページ“次世代ブラウザ Firefox | プレビューリリース”からダウンロード可能。正式版「Firefox 12」の公開は、4月24日が予定されている。

 「Firefox 12」では更新プロセスが改善され、Windows Vista/7の“ユーザーアカウント制御(UAC)”機能の警告ダイアログが「Firefox」のアップデート時に表示されなくなる。

 なお、「Firefox」をインストールする際は、これまで通りUAC機能の警告ダイアログが表示される。警告ダイアログで[はい]を選択すると、「Firefox」と同時にMozilla製品のアップデートを行うためのWindowsサービスがインストールされ、アップデートを行う際にUAC機能をバイパスする仕組みになっている。

“ユーザーアカウント制御(UAC)”機能の警告ダイアログ(同社Webサイトより引用)“ユーザーアカウント制御(UAC)”機能の警告ダイアログ(同社Webサイトより引用)

Mozilla製品のアップデートを行うためのWindowsサービスがインストールされ、アップデートを行う際にUAC機能をバイパスMozilla製品のアップデートを行うためのWindowsサービスがインストールされ、アップデートを行う際にUAC機能をバイパス

 そのほか、HTML5のvideo/audio要素のコントローラーが改善された。また、組み込み開発ツールに85以上の改良が施され、細かな使い勝手が向上している。

【著作権者】
contributors to the Mozilla Project
【対応OS】
Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/7など
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
12.0b1(12/03/16)

(柳 英俊)