NEWS(12/03/15 17:50)

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5年ぶりのバージョンアップとなるフリーの波形編集ソフト「Audacity」v2の正式版

1つのトラック内で波形を分割して自由に移動できるように

「Audacity」v2.0.0 「Audacity」v2.0.0

 VSTプラグインに対応し、マルチトラックレコーダーとしても利用可能なフリーの波形編集ソフト「Audacity」のv2.0.0が、13日に公開された。同ソフトは2006年11月にv1.2.6が公開されて以来ベータ版としてのみ開発が進んでおり、今回のv2.0.0は約5年ぶりの正式版となる。

 v2.0.0の主な変更点は、1つのトラック内で波形を分割して自由に移動できるようになったこと。波形を分割するには、分割したい場所を指定した状態で[編集]メニューの[クリップの境界]サブメニューから[分割]項目を選べばよい。また、波形を範囲選択して[クリップの境界]サブメニューの[分割して新規]項目を選ぶと選択した範囲を新規トラックとして切り出すことが可能。

[クリップの境界]サブメニューの[分割]項目 [クリップの境界]サブメニューの[分割]項目

[クリップの境界]サブメニューの[分割して新規]項目では選択した範囲を新規トラックへ切り出せる [クリップの境界]サブメニューの[分割して新規]項目では選択した範囲を新規トラックへ切り出せる

“コンプレッサー”エフェクト “コンプレッサー”エフェクト

 さらに、多数のエフェクトも追加された。エフェクトには、一般的によく使われる“コンプレッサー”“Vocoder”“Vocal Remover”といったもののほか、下のトラックの無音部分だけ音量を自動で上げる“オートドック”や、全体的な音量を揃える“レベラー”なども追加されている。なかでも“コンプレッサー”は音を圧縮したあとに割れるギリギリまで音量を上げるオプションが用意されており、使い勝手がよい。

 加えて、既存のエフェクトの性能も向上している。たとえば“イコライゼーション”では、折れ線グラフによる調節と周波数ごとのスライドバーによる調節を切り替えられるようになり、全体的な使い勝手も向上した。また、ノーマライズを行う“正規化”では、最大振幅の値を変更できるようになったほか、ステレオチャンネルごとのノーマライズが可能になっている。

“イコライゼーション”エフェクト “イコライゼーション”エフェクト

“正規化”エフェクト “正規化”エフェクト

 そのほか、FLAC形式の読み込み・書き出しに対応した。また、波形の解析を行えるプラグイン“Vamp audio analysis plugin”を利用できるようになっている。

 本ソフトは、Windows 98/Me/2000/XP/Vista/7などに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

【著作権者】
Audacity Team
【対応OS】
Windows 98/Me/2000/XP/Vista/7など
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
2.0.0(12/03/13)

(長谷川 正太郎)