NEWS(12/03/06 13:59)

2件の脆弱性を修正した「Adobe Flash Player」v11.1.102.63が公開

脆弱性の深刻度は最高の“Critical”、優先度は3段階中2番目に分類

 米Adobe Systems Incorporatedは5日(現地時間)、「Adobe Flash Player」の最新版v11.1.102.63を公開した。本バージョンでの主な変更点は、v11.1.102.62およびそれ以前のバージョンに存在していた2件の脆弱性を修正したこと。

 これらの脆弱性を悪用されると、攻撃者にシステムをコントロールされる恐れがある。また、これらの脆弱性は、同社の基準で深刻度が4段階中最高の“Critical”に分類されるほか、更新プログラムを適用する優先度としては3段階中の2番目の“2”に分類されている。優先度“2”は、この脆弱性による攻撃は見つかっておらず、30日以内ほどの期間内に更新プログラムを適用することが推奨されていることを意味する。

 「Adobe Flash Player」は、Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7および64bit版の7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。また4日に更新された「Google Chrome」v17.0.963.65でも、同梱の「Adobe Flash Player」が本バージョンと同じものへ更新されている。

【著作権者】
Adobe Systems Incorporated
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
11.1.102.63(12/03/05)

(加藤 達也)