NEWS(12/02/14 17:43)

「Google 日本語入力」v1.3が安定版に、プレゼンテーションモードを搭載

待望のユーザー辞書と設定の同期機能は現在利用不能

「Google 日本語入力」v1.3.974.0「Google 日本語入力」v1.3.974.0

 米Google Inc.は13日(日本時間)、日本語入力システム「Google 日本語入力」の最新安定版v1.3.974.0を公開した。Windows XP/Vista/7および64bit版のVista/7などに対応するフリーソフトで、Mac版(v1.3.974.1)も用意されている。現在、同社のWebサイトからダウンロード可能。また、本ソフトがすでにインストールされている場合は、順次最新版へ自動更新される。

 今回公開された安定版には、開発版v1.3.911.10x/1.3.930.10xでテストされていた機能が盛り込まれている。

 たとえば、変換候補にサジェストが現れるのを一時的に抑制できる“プレゼンテーションモード”が追加された。本機能は、設定ダイアログの[プライバシー]のタブから有効化できる。公共の場には相応しくないサジェストが表示される心配がないので、会議や講演で「Google 日本語入力」搭載PCを利用してプレゼンテーションやデモンストレーションを行う場合に役立つ。

 一方、開発版で搭載され話題となったユーザー辞書および設定の同期機能は、まだ利用できないようだ。編集部にて試用したところ、プロパティ画面に[同期]タブが現れず、同期機能のセットアップが行えなかった。

「Google 日本語入力」安定版v1.3.974.0のプロパティ画面。変換候補のサジェストを一時的に抑制できる“プレゼンテーションモード”を搭載「Google 日本語入力」安定版v1.3.974.0のプロパティ画面。変換候補のサジェストを一時的に抑制できる“プレゼンテーションモード”を搭載

「Google 日本語入力」開発版v1.3.975.100のプロパティ画面。[同期]タブを備える。「Google 日本語入力」開発版v1.3.975.100のプロパティ画面。[同期]タブを備える。

 そのほかにも、Web上のデータから構築した変換辞書の更新、記号辞書の拡充、辞書登録機能の改善、文字パレットのUnicode文字カテゴリの拡充など、本安定版における改善点は多岐に渡る。また、さまざまな不具合の修正も施された。

 なお、開発版のアップデートも同日行われた。Windows版v1.3.975.100のほか、Mac版v1.3.975.101、オープンソース(Linux)版v1.3.975.102、Android版v1.3.983.3が現在ダウンロードできる。

「Google 日本語入力」Windows向け安定版

【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/Vista x64/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.3.974.0(12/02/13)

「Google 日本語入力」Windows向け開発版

【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/Vista x64/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.3.975.100(12/02/13)

(柳 英俊)