NEWS(12/02/13 15:34)

FTPクライアントソフト「ALFTP」に脆弱性、修正を施したv5.31が公開

v5.30.0.1およびそれ以前のバージョンでファイルの読み込み処理に不具合

「ALFTP」v5.31「ALFTP」v5.31

 ESTsoft Japan(株)は13日、FTPクライアントソフト「ALFTP」の最新版v5.31を公開した。本バージョンでは、実行ファイル読み込みに関する脆弱性が修正されている。

 「ALFTP」v5.30.0.1およびそれ以前のバージョンには、ファイルの読み込み処理に不具合がある。たとえば、同一のフォルダにテキストファイル“example(拡張子なし)”と実行ファイル“example.exe”がある場合に、「ALFTP」で“example”を開こうとすると“example.exe”が実行されてしまうという。

 本脆弱性が悪用されると、「ALFTP」を実行している権限で任意のコードが実行される恐れがあるので、最新版への更新を怠らないようにしたい。

 「ALFTP」は、通常のFTP接続よりセキュリティの高い“SFTP”接続に対応するほか、FTP接続情報のAES方式暗号化機能を備えるFTPクライアントソフト。簡易的なFTPサーバー機能を備えるのも本ソフトの特長。Windows 98/Me/NT/2000/XP/Vista/7および64bit版のVista/7に対応するフリーソフトで、現在、同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

【著作権者】
ESTsoft Japan(株)
【対応OS】
Windows 98/Me/NT/2000/XP/Vista/7/Vista x64/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
5.31(12/02/13)

(柳 英俊)