NEWS(12/02/07 17:54)

試用後も無償ビューワーとして使えるPDF編集ソフト「Corel PDF Fusion」体験版

「Microsoft Office」「OpenOffice.org」「一太郎」「AutoCAD」などに対応

「Corel PDF Fusion」「Corel PDF Fusion」

 コーレル(株)は3日、さまざまな文書ファイルをPDF/DOC/XPSファイルへ変換したり、PDFファイルを編集できるソフト「Corel PDF Fusion」の体験版を公開した。Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7および同64bit版に対応しており、製品版はダウンロード販売などで、価格は通常版が8,379円(税込み)。パッケージ版は17日に発売される。現在、同社のWebサイトからダウンロード可能。なお、試用期間は30日間だが、試用期間後もマルチ文書ファイルビューワーとして無償で利用可能。

 「Corel PDF Fusion」は、「Microsoft Office」「OpenOffice.org」「一太郎」「Adobe Photoshop」「AutoCAD」などの文書ファイルをPDF/DOC/XPSファイルに変換したり、PDFファイルを編集できるソフト。ワープロ風の“ページ”表示のほか、スマートフォンのフリック風の操作でページをめくれる“フリック”表示や、複数ファイル・複数ページをサムネイル表示する“アセンブリ”表示で文書ファイルの閲覧・編集が行えるのが特長。また、仮想プリンター方式のPDF作成機能も備える。

 “ページ”表示では、画面いっぱいにページが表示され、ウィンドウ右側にあるツールバーからページを回転させたり、文書内の検索が行える。また、テキストを選択すると表示されるポップアップや右クリックメニューから、しおりをつける、墨消しや取消線などを付加する、ハイパーリンク化するといった編集が可能。

 “フリック”表示では、「iTunes」のカバーフローのように複数ページが表示され、スマートフォンのフリックのように左右へすばやくドラッグすることでページを送ったり戻したりできる。また、マウスホイールの回転でズームイン・アウトが可能。

“ページ”表示“ページ”表示

“フリック”表示“フリック”表示

“アセンブリ”表示“アセンブリ”表示

 “アセンブリ”表示では、読み込んだ複数のファイルの複数ページがサムネイルとして並んで表示され、ドラッグ&ドロップでファイルをまたがってページをコピーしたり、ページを入れ替えることが可能。読み込んだファイルの形式が異なっていてもページのコピーなどを行えるのがうれしい。

 さらに、PDFファイルのセキュリティ設定を変更したり、ウォーターマークを付加するといった操作も可能。そのほか、複数の文書ファイルを一括で形式変換できる「Corel PDF Batch Converter」や、「Microsoft Office」から文書を直接PDF化してメールに添付できるアドオンも同梱されている。

「Corel PDF Batch Converter」「Corel PDF Batch Converter」

「Microsoft Office」用アドオン「Microsoft Office」用アドオン

【著作権者】
コーレル(株)
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/XP x64/Server 2003 x64/Vista x64/Server 2008 x64/7 x64
【ソフト種別】
体験版(製品版はダウンロード販売 8,379円(税込み)など)
【バージョン】
1.10(12/02/03)

(長谷川 正太郎)