NEWS(11/12/09 15:55)

デスクトップ向けTwitter公式クライアント「TweetDeck」がリニューアル

“Adobe AIR”から“Qt”ベースのネイティブアプリに

「TweetDeck」「TweetDeck」

 米Twitter, Inc.は8日(現地時間)、Twitter/Facebook用のマルチカラム型クライアントソフト「TweetDeck」の最新版を公開した。Windows XP以降などに対応するフリーソフトで、Mac OS X版も公開されている。現在、本ソフトのWebサイトからダウンロードできる。

マルチアカウント対応で複数のカラムを登録可能マルチアカウント対応で複数のカラムを登録可能

 「TweetDeck」は、クロスプラットフォーム対応のマルチアカウント・マルチカラム型クライアントソフト。本ソフトを開発していた英TweetDeck, Inc.は今年5月、米Twitterに買収されており、デスクトップ向けのTwitter公式クライアントと位置づけられている。

 本ソフトは、当初“Adobe AIR”ベースのアプリケーションだったが、本バージョンではクロスプラットフォームのアプリケーション開発フレームワーク“Qt”を利用したネイティブアプリケーションとなっており、動作速度の向上が期待できる。

 本ソフトの特長は、無償で取得できる“TweetDeck”アカウントにTwitterとFacebookのアカウントを複数紐付けて利用する仕組みになっており、「Google Chrome」アプリ版「TweetDeck」などとアカウントの設定を共有できること。投稿時に日時を指定できるスケジュール投稿機能を備えるのもユニーク。そのほか、URL短縮サービスとして“t.co(Twitter)”と“bit.ly”、画像共有サービスとして“Twitter”“Twitpic”“yfrog”を選択できる。

“TweetDeck”アカウントにTwitterとFacebookのアカウントを複数紐付けて利用する仕組み“TweetDeck”アカウントにTwitterとFacebookのアカウントを複数紐付けて利用する仕組み

「Google Chrome」アプリ版「TweetDeck」とアカウントの設定を共有「Google Chrome」アプリ版「TweetDeck」とアカウントの設定を共有

投稿時に日時を指定できるスケジュール投稿機能を備える投稿時に日時を指定できるスケジュール投稿機能を備える

URL短縮サービスとして“t.co(Twitter)”と“bit.ly”、画像共有サービスとして“Twitter”“Twitpic”“yfrog”を選択可能URL短縮サービスとして“t.co(Twitter)”と“bit.ly”、画像共有サービスとして“Twitter”“Twitpic”“yfrog”を選択可能

 また、Twitterは同日、モバイル向けWebページ、iPhone版アプリ、Android版アプリについても、新しいデザインを採用した最新版をリリースしている。デスクトップ向けのWebページについても今後数週間以内に新デザインが全ユーザーに提供される見込みで、iPad版アプリやそのほかのプラットフォームについてもリニューアルが予定されている。

「TweetDeck」(ネイティブアプリ版)

【著作権者】
Twitter, Inc.
【対応OS】
Windows XP以降など(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
-(11/12/08)

「TweetDeck」(「Google Chrome」アプリ版)

【著作権者】
Twitter, Inc.
【対応OS】
(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0(11/12/08)

(柳 英俊)