NEWS(11/11/24 14:51)

「AzPainter」「AzDrawing」の作者がWindows向けの全ソフトの開発終了を宣言

今後はUbuntuへ移行し、一部のソフトについてLinux版を開発していく予定とのこと

「AzPainter2」「AzPainter2」

 軽量ペイントソフト「AzPainter2」や線画専用ペイントソフト「AzDrawing2」などの作者であるAzel氏は22日、同氏がWindows向けに公開しているすべてのソフトの開発およびサポートを終了したことを宣言した。

 同氏によると、Windows向けソフトの開発を終了した理由は、『Windowsで作りたいものや、やりたいこともなくなってきたので』Linuxディストリビューションの1つである「Ubuntu」へ完全に移行することにしたためとのこと。

 今後は、一部のソフトについてLinux版を開発していく予定とのこと。また、Linux版ではソースコードの公開も予定しているが、Windows版のソースコードの公開は検討中とのこと。なお、開発およびサポートは終了されたものの、現在も同氏のWebサイトでは、すべてのソフトがダウンロードできる状態となっている。

 同氏は「AzPainter2」や「AzDrawing2」といった画像関連のソフトだけでなく、ヘルプファイルを手軽に作成できる「AzEasyHelp」や、“SHOUTcast”プレイヤーの「AzSHOUTcastPlayer」、さらにはゲーム制作ソフトの「AzRPGScript」など、多彩な方面で品質・使い勝手のよいソフトを数多くのユーザーへ提供してきた。

 それだけに、Windows向けのオンラインソフト情報サイトである窓の杜としては、同氏の「Ubuntu」への移行は残念ではあるが、長くWindowsユーザーをサポートし続けてきた同氏へ、この場をお借りして謝辞をお送りしたい。

(加藤 達也)