NEWS(11/10/28 16:39)

使い勝手が大幅に向上し、自由度も増した「WOLF RPGエディター」v2.00が公開

データベースをCSV形式でインポート・エクスポートする機能などが追加

「WOLF RPGエディター」v2.00「WOLF RPGエディター」v2.00

 システムを自由に拡張できる多機能なRPG制作ソフト「WOLF RPGエディター」のメジャーバージョンアップ版となるv2.00が、27日に公開された。v2.00の主な変更点は、ユーザーインターフェイスの改良や機能追加により、使い勝手が大幅に向上したこと。

 たとえば、マップ上に配置するイベントの内容を設定する“イベントコマンド入力”ダイアログの画面切り替え方法がタブ切り替え型からリスト選択型に変更され、目的の設定項目を探しやすくなった。また、テストプレイ中にデバッグメッセージを表示する“デバッグ”ウィンドウが追加された。“デバッグ”ウィンドウに表示されたデバッグメッセージはテキストファイルとして保存することも可能。

“イベントコマンド入力”ダイアログ“イベントコマンド入力”ダイアログ

“デバッグ”ウィンドウ“デバッグ”ウィンドウ

 さらに、データベースをCSV形式でインポート・エクスポートする機能が追加された。これにより、大量のデータ入力を表計算ソフトなどで行って本ソフトに取り込んだり、作成したデータベースを表計算ソフトなどで編集することが可能になった。

 このほか、“イベント一覧”ウィンドウ右側にあるイベントコマンド欄の右クリックメニューに、“コマンド文”や“イベントコード”をコピーしたり、“イベントコード”を貼り付ける機能などが追加された。また、“タイルセット設定”ウィンドウの使い勝手も向上している。

イベントコマンド欄の右クリックメニューイベントコマンド欄の右クリックメニュー

“タイルセット設定”ウィンドウ“タイルセット設定”ウィンドウ

“キー入力”設定画面“キー入力”設定画面

 加えて、制作できるゲームの自由度を高める新機能も搭載されている。たとえば、“イベントコマンド入力”ダイアログに新設された“キー入力”設定画面から、イベントのトリガーに各種マウスボタンの入力や、マウスカーソルの座標を利用できるようになった。これにより、マウスを使ったゲームを制作しやすくなっている。また、自動で指定したキーを入力する機能が追加され、リプレイ機能などを実装しやすくなっている。

 さらに、画像の四隅の座標を指定して自由に変形させる“自由変形ピクチャ”機能が追加されたほか、キャラクターを明滅させたり、一定間隔で拡大・縮小を繰り返すといったエフェクトが追加された。また、作成できるゲームのウィンドウサイズに“800×600”が追加された。

“自由変形ピクチャ”機能“自由変形ピクチャ”機能

エフェクトも追加されたエフェクトも追加された

 このほか、MIDI音声のキーを変更する機能や、MP3/OGG Vorbis音声のループ開始位置を指定する機能も追加されている。

 本ソフトは、Windows 2000/XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。なお、動作にはDirectX 9.0以降が必要。

【著作権者】
SmokingWOLF 氏
【対応OS】
Windows 2000/XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.00(11/10/27)

(長谷川 正太郎)