NEWS（11/10/20　13:58）

　フェンリル（株）は20日、Mac OS X向けのWebブラウザー「Sleipnir 3 for Mac」のRC版を公開した。ベータ版までは「Sleipnir for Mac」という名称で公開されていたが、現在RC3が公開されているWindows向けの「Sleipnir 3」と統一するために、今回公開されたRC版で名称が変更された。

　ベータ版からの主な変更点は、Mac OS X Lionの新機能であるアプリケーションのフルスクリーン表示に対応したこと。さらにこれを活かすために、画面を左右に分割して2つのWebページを同時に表示できる“分割画面”機能が搭載されている。たとえば、SNSで友人とメッセージのやり取りをしつつ、ニュースサイトをチェックするといった操作が可能だ。

　もちろん“分割画面”機能は、フルスクリーン表示に対応していない環境や、フルスクリーン表示を利用していない場合にも利用可能。“分割画面”機能は、メニューの［ウインドウ］－［分割画面を表示］項目から利用できるほか、キーボードの［option］キーを押しながらリンクをクリックすることで、リンク先のWebページを分割した画面へ表示できる。画面を分割する割合は、画面の境目をドラッグすることで自由に調節可能。

　本ソフトは、Mac OS X 10.6/10.7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。