NEWS(11/10/13 15:15)

Apple、“iCloud”をWindows上からも利用可能にする「iCloud Control Panel」

iOS搭載デバイスで撮影した写真などをWindowsにもプッシュ送信

「iCloud Control Panel」v1.0「iCloud Control Panel」v1.0

 米Apple Inc.は12日(現地時間)、同社が提供するクラウドサービス“iCloud”をWindows上から利用可能にする「iCloud Control Panel」を公開した。Windows Vista/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。

 “iCloud”は、Appleが同日提供を開始したクラウドサービス。メールやアドレス帳、カレンダーのほか、Webブラウザーのブックマークや写真などをiPhone、iPad、iPod touch、MacといったApple製デバイス間で手軽に同期することが可能。同期するデータはプッシュ送信される仕組みとなっており、同期などの操作を行うことなく、たとえばiPhoneで撮影した写真をすぐにMacで表示することが可能。

 「iCloud Control Panel」を使えば、この“iCloud”をWindows上でも利用することが可能となる。利用するには、まず“iCloud”のアカウントを作成する。ただし、アカウントの作成はWindows上では行えず、iOS 5が搭載されたiPhone、iPad、iPod touchや、Mac OS X Lion v10.7.2が搭載されたMacが必要。

コントロールパネルに“iCloud”の項目が追加されるコントロールパネルに“iCloud”の項目が追加される

 アカウントを作成したら、Windowsへ「iCloud Control Panel」をインストールしよう。インストールが完了したら、コントロールパネルの“ネットワークとインターネット”項目を開き、新たに追加された“iCloud”項目を選択して“iCloud”の設定画面を開こう。設定画面では、同期するデータなどを選択可能だ。

 なお、メールやアドレス帳、カレンダーの同期機能を利用するには、「Microsoft Outlook」2007/2010が必要。また、ブックマークの同期機能を利用するには、「Safari」v5.1.1または「Internet Explorer 8」以降が必要。

【著作権者】
Apple Inc.
【対応OS】
Windows Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0(11/10/12)

(加藤 達也)