NEWS(11/08/01 16:45)

Mozilla Labs、「Firefox」のアドレスバーとタブバーを一列にする「OneLiner」

IE9と似たデザインに。Webページの表示領域を広くとることが可能

「Mozilla Labs: Prospector - OneLiner」v1「Mozilla Labs: Prospector - OneLiner」v1

 Mozilla Labsは7月28日、「Firefox」のナビゲーションツールバーとタブバーを一列に表示可能にする「Mozilla Labs: Prospector - OneLiner」(以下、「OneLiner」)を公開した。「Firefox」v4.0以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7上の「Firefox」v5.0.1で動作を確認した。現在ライブラリサイト“Firefox Add-ons”からダウンロードできる。

 「OneLiner」を利用すると、IE9と同じようにナビゲーションツールバーとタブバーを一列に並べて、Webページの表示画面をさらに広くとることが可能。Microsoftの調査によると、97%のユーザーはタブを同時に6個以上開かないという。ならば、タブバーの幅を多少犠牲にしてでも、Webページの表示領域を広くとるのは、大多数のユーザーにとって歓迎すべき合理的なデザインと言えるだろう。

 本拡張機能は、単にIE9のデザインを模倣しているだけでなく、ページ遷移の履歴がない場合は、[戻る][進む]ボタンが非表示になるなど、独自の工夫も見られる。必要のないボタンが省略されることで、ロケーションバーの幅を確保できるだけでなく、デザイン的にもよりシンプルな印象を与える。

 なお、本拡張機能を有効にすると、検索ボックスは削除され利用できなくなる。しかし、「Firefox」のナビゲーションツールバーはIE9のアドレスバー(“ワンボックス”)と異なり、ロケーションバーと検索ボックスが統合されていない。そのため、代替手段として検索サイトへ移動するためのボタンがロケーションバーの右隣へ用意されている。

【著作権者】
Mozilla Labs
【対応OS】
(Windows 7にて動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1(11/07/28)

(柳 英俊)