NEWS(11/06/06 17:25)

「Thunderbird 5」のベータ版が公開、「Firefox」と合わせるためv4は欠番に

アドオンの管理画面が刷新、タブ操作やアカウントの設定ウィザードが改善される

「Thunderbird」v5.0b1「Thunderbird」v5.0b1

 一般社団法人Mozilla Japanは3日(日本時間)、メールソフト「Thunderbird」の次期バージョン「Thunderbird 5」のベータ版を公開した。Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在Mozilla JapanのWebサイトから日本語版をダウンロードできる。

 これまで「Thunderbird」開発版のバージョンはv3.3(3.2は欠番)であったが、Webブラウザー「Firefox」やレンダリングエンジン“Gecko”のバージョンとそろえるため、次期メジャーバージョンはv4.0ではなくv5.0とされた。また、リリーススケジュールも短縮化され、今後は「Firefox」などと同様6週間おきにメジャーバージョンアップが行われる見込み。「Thunderbird 5」正式版の公開は、「Firefox 5」と同じ6月下旬になる予定だ。

アドオンの管理画面が刷新、ダイアログ形式からタブ形式にアドオンの管理画面が刷新、ダイアログ形式からタブ形式に

 主な変更点は、アドオンの管理画面が刷新されたこと。ダイアログ形式からタブ形式となり、現行の「Firefox」とほぼ同等の機能を利用できるようになった。また、拡張機能を管理するためのAPIも新たに導入された。

 さらに、ユーザーインターフェイス面では、タブがドラッグ&ドロップ操作で分離・並び替え可能になった。また、添付ファイルにファイルサイズが併記されるようになったほか、メールアカウントの設定ウィザードが一新されるなどの改善も施されている。

 なお、本ベータ版は十分に安定しているとのことだが、あくまでもテスト目的に限って公開されているので注意。

添付ファイルにファイルサイズが併記添付ファイルにファイルサイズが併記

メールアカウントの設定ウィザードが一新メールアカウントの設定ウィザードが一新

【著作権者】
contributors to the Mozilla Project
【対応OS】
Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/7など
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
5.0b1(11/06/02)

(柳 英俊)