NEWS(11/05/09 14:23)

複数の脆弱性を修正した「Firefox」v4.0.1と「Thunderbird」v3.1.10が公開

深刻度が4段階中最も高い“最高”に分類された脆弱性を含む複数の脆弱性を修正

 Mozillaは4月28日、Webブラウザー「Firefox」の最新版v4.0.1とメールソフト「Thunderbird」の最新版v3.1.10を公開した。最新版の主な変更点は、Mozillaの基準で深刻度が4段階中最も高い“最高”に分類された脆弱性を含む複数の脆弱性を修正したこと。

 「Firefox」では深刻度が“最高”に分類された、メモリの安全性に関する複数の脆弱性や、プラグインなしで3Dグラフィックスを実現する“WebGL”機能を実現する“WebGLES”ライブラリに関する脆弱性が修正された。また、Mozillaの基準で深刻度が最も低い“低”に分類された脆弱性1件も修正されている。

 「Thunderbird」では、深刻度が“最高”に分類されたメモリの安全性に関する複数の脆弱性が修正されたほか、深刻度が3番目に高い“中”に分類された脆弱性1件が修正された。

 また同日、深刻度“最高”の脆弱性3件を含む6件の脆弱性を修正した「Firefox」v3.5.19およびv3.6.17も公開されている。Mozillaによると、「Firefox」v3.5.19はv3.5シリーズ最後のアップデートになる予定で、v4シリーズへの速やかな移行が推奨されている。

 「Firefox」および「Thunderbird」は、Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。また、本ソフトの自動アップデート機能を利用して更新することも可能。

「Firefox」

【著作権者】
contributors to the Mozilla Project
【対応OS】
Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.0.1(11/04/28)

「Thunderbird」

【著作権者】
contributors to the Mozilla Project
【対応OS】
Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.1.10(11/04/28)

(長谷川 正太郎)