NEWS(11/04/26 17:19)

iPhoneの位置情報を地図表示するMac用ソフト「iPhone Tracker」のWindows版が登場

端末に蓄積されていた位置情報が地図上へプロットされる

「iPhone Tracker for Windows」v1.2 「iPhone Tracker for Windows」v1.2

 iPhone/iPadに蓄積された端末の位置情報を閲覧できるソフト「iPhone Tracker for Windows」v1.2が、24日に公開された。64bit版Windows 7に対応するフリーソフトで、編集部にて32bit版Windows 7でも動作を確認した。現在、作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作には「Adobe Flash Player」および.NET Framework 3.5が必要。

 iOS 4以降を搭載した3G版iPhone/iPadでは、端末の位置情報が収集・蓄積されているという。この位置情報データベースへアクセスするにはルート権限が必要で、通常、“App Store”からダウンロードできるサードパーティ製のiOSアプリからは参照できない仕組みになっている。しかし、母艦PCへバックアップされたデータベースは、暗号化されていない限り外部のソフトから読み取ることが可能。

 そこで開発されたのが、「iPhone Tracker」だ。「iPhone Tracker」はデータベースから読み取った位置情報を地図上へプロットすることが可能で、もともとはMac OS X向けに開発されたもの。本ソフトは本家「iPhone Tracker」とは別の開発者の手によるWindows版で、本家とほぼ同じ動作が再現されている。

 編集部にて試用したところ、筆者の場合、去年の7月からの行動ログが完全に残されていた。位置情報は日時や緯度・経度情報がある程度まとめられており、逐一すべてを表示できるわけではないが、日頃の行動範囲などを視覚化するには十分。また、画面下部のコントロールを利用して、指定した日時の位置情報を閲覧したり、位置情報を時系列で再生することもできる。

 日頃の行動をデジタルデータとして記録に残した“ライフログ”としてみれば、このように位置情報を自由に閲覧できるのは実に興味深い。しかし一方で、PCへの侵入や盗難に遭えばプライバシー情報の漏洩につながる危険がある。気になるユーザーは「iTunes」の設定を変更して、バックアップデータを暗号化しておくとよいだろう。

 なお、位置情報を地図上にプロットする作業はJavaScriptによって処理されているので少々動作が重いので注意。あまり頻繁に地図の拡大・縮小などを行わないようにしよう。

地図表示画面は拡大・縮小が可能。位置情報データは、日時と緯度・経度単位である程度まとめられる 地図表示画面は拡大・縮小が可能。位置情報データは、日時と緯度・経度単位である程度まとめられる

「iTunes」の設定を変更して端末のバックアップデータを暗号化しておけば、本ソフトからも位置データを閲覧できなくなる 「iTunes」の設定を変更して端末のバックアップデータを暗号化しておけば、本ソフトからも位置データを閲覧できなくなる

【著作権者】
siokoshou 氏
【対応OS】
Windows 7 x64(編集部にて32bit版Windows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.2(11/04/24)

(柳 英俊)