NEWS(11/04/15 13:37)

「Adobe Flash Player」の脆弱性などを修正した「Google Chrome」v10.0.648.205

深刻度“Critical”の脆弱性3件も修正

 米Google Inc.は14日(現地時間)、同社製Webブラウザー「Google Chrome」の最新版v10.0.648.205を公開した。最新版の主な変更点は、同梱の「Adobe Flash Player」v10.2.154.25以前に存在する脆弱性を修正したこと。

 同脆弱性は、米Adobe Systemsが11日(現地時間)に公表したもので、ソフトの強制終了を引き起こし、システムをコントロールされる恐れがある。すでに、同脆弱性を利用した攻撃が確認されている。なおAdobe Systemsによると、ほかのWebブラウザー向けの「Adobe Flash Player」は現地時間の15日に公開される予定とのこと。

 そのほか、Googleの基準で4段階中もっとも高い深刻度“Critical”に分類された脆弱性3件も修正されている。3件の脆弱性はいずれもGPUに関連しており、うち1件はWindowsのみに影響する。

 「Google Chrome」は、Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、すでに本ソフトをインストールしている場合は、数日のうちに自動でアップデートされる仕組み。また、バージョン情報画面から手動アップデートすることも可能。

【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
10.0.648.205(11/04/14)

(長谷川 正太郎)