NEWS(11/02/10 14:46)

入力モードの自動切り替えや推測変換候補の自動補充に対応した「ATOK 2011」

複数環境で設定をオンライン同期できる“ATOK Sync アドバンス”なども搭載

「ATOK 2011」v24.0.1.0「ATOK 2011」v24.0.1.0

 (株)ジャストシステムは10日、高い変換効率やさまざまな入力・校正支援機能が特長の定番日本語入力システム「ATOK」の最新版となる「ATOK 2011」を発売すると同時に、その体験版を公開した。

 「ATOK 2011」では、使う人や状況に合わせて変換が可能になった。たとえば、“ぱsこn”“かくにんしまsた”といったユーザーごとに特徴的な入力ミスを学習して、自動で正しい入力“パソコン”“確認しました”へ補正できるようになったほか、方言や固有語などの入力を検知し、それに適した入力モードへ自動で切り替えられる“スマートモードチェンジ”機能を搭載した。

 また、登録したRSSフィードから定期的にキーワードを自動抽出して推測変換の候補へ追加する“おまかせキーワードチャージャー”機能が搭載。専門的な用語や最新の用語を推測変換の候補へ定期的に“チャージ(補充)”できるので、自分の環境に応じた入力辞書を手軽に構築することができる。

 そのほか、ユーザーインターフェイスをシンプルかつコンパクトに改良。候補ウィンドウでは、これまでの基本辞書の内容に加え英単語や顔文字の候補も同時に表示できるようになったほか、言語バーと“ATOKパレット”も一体化され、これまで“ATOKパレット”に表示されていた情報やメニューはすべて言語バーに統合されている。

 そのほか、「ATOK」のデータを同社が運営するオンラインストレージ“インターネットディスク(InternetDisk)”を介して複数の環境で同期できる追加機能“ATOK Sync”が強化され、“ATOK Sync アドバンス”となった。

 “ATOK Sync アドバンス”では、登録された単語や“お気に入り文書”のデータといった“ATOK Sync”で対応済みのデータに加え、設定や学習データ、変換の確定履歴なども同期可能。利用するには、製品のユーザー登録と自動アップデート機能を利用した専用プログラムのダウンロードおよび“InternetDisk”の利用申し込みなどが必要。また、同機能の専用オンラインストレージ領域(50MB)は、パッケージ版ユーザーの場合12カ月無償で利用可能で、定額版ユーザーの場合契約期間中は無料で利用できる。

 本ソフトはWindows XP/Vista/7および同64bit版に対応しており、同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。30日間無償で試用可能で、試用後は「ATOK for Windows 月額版」または「ATOK for Windows スターターパック 1Year版」を購入すると引き続き利用可能。価格は「ATOK for Windows 月額版」が月額300円(税込み)、「ATOK for Windows スターターパック 1Year版」がダウンロード販売で希望小売価格3,360円(税込み)など。なお、すでに月額版などを利用している場合は、自動で「ATOK 2011」へアップデートされる。

【著作権者】
(株)ジャストシステム
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/XP x64/Vista x64/7 x64
【ソフト種別】
シェアウェア 300円(月額使用料、税込み、そのほかダウンロード版 6,615円(税込み)など)
【バージョン】
24.0.1.0(11/02/10)

(柳 英俊)