NEWS(10/12/09 14:08)

DLL読み込みに関する脆弱性を修正した「Apsaly」v3.80が公開

WindowsのシステムDLLを読み込む際に、必ず本来のフォルダから読み込む仕様に変更

「Apsaly」v3.80「Apsaly」v3.80

 一般的な文章の編集からプログラミングやHTML編集など多岐にわたって利用できるテキストエディター「Apsaly」の最新版v3.80が、8日に公開された。最新版の主な変更点は、本ソフトで利用できるスクリプト言語“MikoScript”からWindowsのシステムDLLファイルを読み込む際に、必ず本来のフォルダから読み込むように仕様を変更したこと。これにより、DLLの読み込み順に関する脆弱性が修正された。

 また、同梱されている一部のスクリプトでもDLLファイルの読み込みに関する脆弱性が修正されたほか、“MikoScript”でOpenGLを使った3Dグラフィックを扱えるようになった。さらに、同梱されるスクリプトに60進数電卓“CalcB60.mc”やBase64でエンコードされたテキストをデコードできる“DecBase64.mc”、テキストをBase64でエンコードできる“EncBase64.mc”が追加された。

 そのほか、いくつかの仕様変更・不具合修正が施されている。

 本ソフトは、Windows 98/2000/XP/Vista/7に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在作者のWebサイトからダウンロード可能。なお、一部機能は寄付を行うと有効になる。

【著作権者】
Masahiko Watanabe 氏
【対応OS】
Windows 98/2000/XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
3.80(10/12/08)

(長谷川 正太郎)