NEWS(10/11/22 12:42)

高機能なプロセス管理ソフト「Process Lasso」がメジャーバージョンアップ

起動時にUACダイアログが表示されなくなるなどの改善が施される

「Process Lasso」v4.00.18「Process Lasso」v4.00.18

 マルチCPU向けの高機能プロセス管理ソフト「Process Lasso」v4が、14日に公開された。Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7および64bit版のXP/Server 2003/Vista/Server 2008/7に対応するフリーソフトで、家庭での私的利用や教育機関での利用の場合に限り無償で利用可能。現在、20日に公開された最新版v4.00.18が作者のWebサイトからダウンロードできる。

 「Process Lasso」は、プロセスごとに利用するCPUコアを限定したり、CPU割り当ての優先度を調整できるプロセス管理ソフト。タスクトレイに常駐してプロセスを監視し、アクティブなプロセスの反応速度が高まるようにバックグラウンドプロセスの優先度を自動調整する“ProBalance”機能や、ゲーム関連プロセスの優先度を高める“Game Mode”を搭載するのも特長で、システムの自動チューンアップソフトとしての機能も兼ね備える。

 メジャーバージョンアップとなる本バージョンでは、プロセス間通信を行うコアエンジンが改良され、GUIから分離されたバックグラウンドプロセスとして動作するようになった。“ProBalance”機能も改良されており、動作速度が向上したほか特定のプロセスを調整対象から除外できるようになっている。また、起動時にUACダイアログを表示せずに利用可能になり、とくにWindows Vista/7での使い勝手が向上した。

 さらに、メイン画面を表示する場合のロード時間が短縮されたほか、メイン画面へメモリ使用率のグラフを追加したり、[Active processes]タブでプロセスごとのCPU利用率が表示可能にするといったユーザーインターフェイスの改善も施された。

指定した基準を超えたプロセスを終了・再起動・優先度変更できる“Process Watchdog”機能指定した基準を超えたプロセスを終了・再起動・優先度変更できる“Process Watchdog”機能

 なお、本ソフトは一部機能に7日から14日間の試用制限が設けられており、すべての機能を利用したい場合や商用利用する場合はライセンスを購入し、上位版「Process Lasso Pro」にアップグレードする必要がある。「Process Lasso Pro」v4.00.17では、指定した基準を超えたプロセスを終了・再起動・優先度変更できる“Process Watchdog”機能が新たに追加されている。価格はホームユーザー向けの年間ライセンスで24.95米ドルなど。

【著作権者】
Bitsum Technologies、Jeremy Collake 氏
【対応OS】
Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/XP x64/Server 2003 x64/Vista x64/Server 2008 x64/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.00.18(10/11/20)

(柳 英俊)