NEWS(10/10/27 17:15)

Evernote、大幅に高速化してUIも一新された「Evernote for Windows」v4を公開

起動5倍高速化・起動時のメモリ使用量半減などあらゆる動作が軽快に

「Evernote for Windows」v4.0.0.2880「Evernote for Windows」v4.0.0.2880

 米Evernote Corporationは26日(現地時間)、テキスト・画像・音声などをWeb上に保存できるオンラインメモサービス“Evernote”のWindows版クライアント「Evernote for Windows」の最新版v4.0.0.2880を公開した。最新版の主な変更点は、.NET FrameworkとWPFベースだったv3.5をゼロから作り直し、C++ベースで作成されたこと。

 これにより、起動が5倍高速化したほか、起動時のメモリ使用量が半減するなどあらゆる動作が軽快になっているという。また、ユーザーインターフェイスも一新され、メニューバーとツールバーが合体して1段で表示されるようになったほか、検索欄が中央ペイン上部へ移動している。さらに、ノートの新規作成ボタンから作成するノートの種類を選べるようになるなどの変更が施されている。

 また、IEや「Firefox」、「Outlook」からWebページなどを取り込む際にポップアップウィンドウを表示し、タイトルやタグを編集したり、追加する“ノートブック”を選択できるようになった。

 さらに、ノートの編集機能も強化され、テキスト1行目や取り込んだWebページのタイトルを自動でノートのタイトルとして入力できるようになったほか、既存のテーブルに行や列を追加できるようになった。また、編集ツールバーも改良され、文字色の変更が容易になっている。

Webページなどを取り込む際のポップアップウィンドウWebページなどを取り込む際のポップアップウィンドウ

既存のテーブルに行や列を追加できるように既存のテーブルに行や列を追加できるように

Windows 7のジャンプリストWindows 7のジャンプリスト

 そのほか、Windows 7への対応も強化された。たとえば、Windows 7のロケーション機能を使ってノートへ位置情報を付加できるようになった。また、ジャンプリストから新規ノートの作成やスクリーンショットの撮影、クリップボードからのノート作成などが行えるようになった。

 本ソフトは、Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vista/7で動作確認した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、「Firefox」からWebページなどを取り込むには専用の拡張機能「Evernote Web Clipper」の最新版が必要。

【著作権者】
Evernote Corporation
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows Vista/7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.0.0.2880(10/10/26)

(長谷川 正太郎)